事業紹介
めっき
金めっき
金めっき(硬質)
金めっきは古くから装飾技術として使用されてきました。近年では工業用めっきが開発され、安定しためっき皮膜が得られるようになったため、電子部品の電気接点としてなど工業分野で幅広く活用されています。
金めっきの利点として、空気中で安定して変色しにくく、電導度も銀に次いで高く、またコバルトで合金とすることで硬度も得られます。デメリットはやはり高価であること、また金めっき自体の膜厚を厚くすることが難しく、めっき皮膜自体に光沢感が少ない点があります。そのため、金めっき自体は薄く加工し、下地の光沢ニッケルめっきにてめっきの厚さや光沢感の調整を行うことが多いです。
当社の金めっきは硬質金めっきと呼ばれる金99.7%、0.3%コバルトの合金めっきです。工業用途でご使用
いただくことがほとんどで、コネクタやスイッチなどの部品に加工をさせていただいております。
バレルめっきの特性で、一回の加工にて数多くの製品にめっきを着けることが可能です。小さな部品であれば一度に何万個も加工することができるため生産性が高く、低コストでの対応を実現しています。また、引掛け(吊るし)めっきに比べて、膜厚のばらつきが少ないことも特長です。
株式会社池田車框製作所では、多品種小ロットに対応できるように、大きさの異なるバレルを多数用意し、
お客様のご要望に対しきめ細やかな対応ができるよう努めております。